こんにちは。らむねです。
単身赴任や子どもの学校などの都合で、仕方なく別居をしている夫婦もいます。
大半は休みの日に行き来をしたり、なるべく連絡をマメにとったりしているようですが、
中にはその生活に慣れてしまって、連絡は休みの前だけなんて夫婦もいるようです。
今回は、そんなやむを得ず別居をしているご夫婦のお話です。
子どもの習い事のために強制別居。困難さえもすべては妻の思い通りに?
川辺真由さん(50歳)は、クリニックを経営する夫・慎之介さん(54歳)との間に、
長い不妊治療の末に授かった娘・奈都さん(8歳)がいます。
真由さんは奈都さんが小さなころから、将来のためにとたくさんの習い事をさせてきました。
慎之介さんは、
「奈都が自分でなにかをしたいと言い始める年ごろまで待って、
今はもう少し遊ばせてあげたほうがいい」という意見でしたが、
真由さんは「英語やピアノなど早くから始めたほうがいいと言われている習い事もある」と、
聞く耳を持たず、奈都さんを毎日忙しく習い事に通わせていました。
自分で興味を持った習い事のために
そんな奈都さんが4歳の時に、テレビでフィギュアスケートの演技を見て、
「きれい。奈都もこれしてみたいな」
と、言いました。
真由さんは、すぐに慎之介さんに「奈都がフィギュアスケートをやりたいと言っている。
ぜひ、やらせてあげたい」と相談しました。
慎之介さんも「やりたいことをやらせてあげるのがいいと思う」と賛成し、
真由さんのフィギュアスケートの教室探しが始まりました。
しかし、真由さんの住んでいる地域には、
真由さんが奈都さんを通わせても良いと思える教室を見つけることはできませんでした。
そして、せっかく習わせるなら、名門スクールで習わせたいという思いは日に日に膨らみ、
県外の教室にも見学に行くように。そして真由さんはある決断を下します。
「奈都の才能のためにも、名門スクールに通わせたい。平日は奈都と県外で生活する」
突然の真由さんの申し出に、慎之介さんは驚き反対しました。
しかし、一度こうと決めたら絶対に貫く性格の真由さんでしたので、説得もむなしく
小学校は家から通わせるという約束の元、
真由さんは、慎之介さんの反対を押し切って、全ての手続きを進めてしまいました。
可愛い子供の才能開花のために、無理やり別居の道を選んだ妻・・・その夫婦の行く末は?
(2018.08.09)